2026年9月29日火曜日

大灑綿/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

ハスの大灑綿(たいさいきん)です。

花は白地に淡い紅の斑模様が入る八重咲きの中型~大型です。

 「灑」は簡略体では「酒」の文字を充てられることもありますが、洗い流す、まき散らす、という意味があり、花びらに紅のまだら模様が散りばめられた錦模様のこの花にぴったりです。


ランダムに入る薄紅のまだら模様は千差万別ですが、左右に紅白の分かれたキメラ咲きもまれに存在するそうです。








陽に透かした姿も艶やかです。










開花が進むと内側の白い花びらが目立ってきて、また一味違う感じがします。

飛舞蓮/中国系ハイブリッド/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの飛舞蓮(とびまいはす)です。

日本の舞妃蓮(まいひれん)を元に中国で交配した品種です。舞妃蓮は日本の古代蓮である大賀蓮とアメリカ系のキバナハスの交配種であり、さらに中国系のハスとの自然交配のため、各々の遺伝子を持ったハイブリッド品種です。

花は爪紅の半八重咲きの中型~大型です。


舞妃蓮と比べると花びらが薄くスリムになっており、軽く宙を舞うような姿からその名がついたものと思われます。














開花が進むと全ての花びらは下がってしまうのですが、この写真のように半分くらい下がった姿は両手を上げて衣の裾を翻して舞う妃の姿を連想させます。













満開前の花びらが開ききらない姿も清楚な感じでなかなか良い感じです。

2026年9月20日日曜日

花雲淡紅/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの花雲淡紅(かうんうすべに)です。

中国の蓉嬌(ようきょう)という品種を元に日本で主に花びらの数を改良した品種です。

花は淡い爪紅の八重咲きの中型です。





その名のように白い雲のようにボリューム感があり、薄っすらと花びらの先端が紅色に染まっています。








他の日の下からの写真です。爪紅の様子が良く分かります。









雌しべが葉化(ようか)した花もありました。中央の黄緑色の芽のような部分です。

黄陽/アメリカ系統/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの黄陽です。

アメリカの野生種アメリカキバナハス系統の王子蓮から生まれた品種で、爪紅の一重咲きの大型品種です。

キバナ(キバナ)系統から生まれた太陽を思わせることからその名がつきました。




花は爪紅の一重咲きの大型です。







満開を過ぎた花ですが、これもまたありです。

大賀蓮(種子系)/和蓮野生種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの大賀蓮(種子系)です。

大元は2000年以上前の古代のハスの実3つのうちの1つだけが発芽に成功、そこから株分けされたもの。他に栄養系があり、その違いは種子から増やしたものと地下茎から増やしたものです。種子系は他の花粉により遺伝子が混じる可能性がある一方、地下茎による増殖は同一遺伝子を保つ直系でクローンとなります。


別の日の花です。花はピンク色の一重咲きで大型の花です。









別の日の陽に透かした写真です。

春不老/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの春不老です。

春不老は東湖春暁という中国の一重咲きの品種から改良されて生まれた桃色・八重咲きの中~大型の花を咲かせます。

その名は東湖春暁が花付きの良い特性を受け継いで次々に花を咲かせることと、「不老」の縁起の良さからついたようです。



おそらく同じ花を違う向きから撮った写真です。









やや下側からの別の日の花です。










また別の日の花です。







2026年9月19日土曜日

紅万々/和蓮在来種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの紅万々です。

花はピンク色で八重咲きで、その名が示すように花びらが多く、ボリュームのある大型の花です。

類似の花に白万々がありますが、紅万々からの突然変異種で、いずれも古くからの伝統的な和蓮です。



やや下側からの写真です。上の写真と違って花びらの多さが目立ちませんが、大きな花びらが大きく広がっている姿も美しいです。








少し花びらの形が乱れていますが、これもありだと思います。


西円寺青蓮/和蓮在来種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

ハスの西円寺青蓮です。

山口県青海島にある西圓寺由来の伝統的な和連です。

花は白色の八重咲きで大型です。





上の写真奥側の花です。










別な日の花です。
ハスの葉の下で咲いていました。









また別の日の花です。
菱形気味に開花しています。









これも別の日の花ですが、茎が折られてしまったため、下から写した写真です。
誰か知りませんが、心無い事をする人がいるものです。ご丁寧に反対側の鉢の花まで同様に折られていました。

蓮の茎は藕糸(ぐうし)という丈夫な繊維が取れるほどで風雨で撓むことはあっても鋭角に折れる事はあり得ません。

常楽/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

  ハスの常楽です。

中国系の白櫻蓮から日本で見出された品種で、花は白から淡い紅色に変化する爪紅で八重~半八重咲きの中型です。

その名は極楽浄土の永遠の安らぎを意味する仏教用語の「常楽我浄」に由来していると見られます。



中央の黄色い花托は見えませんがこちらの方が見栄えがします。









透かし気味に白っぽく見える姿も上品です。










まだ満開前のつぼみに近い状態です。花の色は薄い桃色に見えます。



碧落留紅/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの碧落留紅(へきらくるこう)です。

中国に古くからある品種で、花は白地にピンクの一重咲きの小型です。

本来、育てやすい品種ですが、今年はなかなか開花に出会えず、この日のみの機会でした。

碧蓮/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの碧蓮です。

中国に古くからある品種で、花は白の一重咲きの中型~大型です。

中央の黄緑色の花托(かたく)は一重咲きの特徴で、スイレンにはありません。




花托は見えませんが、より満開に近い写真です。

白単色ですが、ドレスの裾のように拡がった花びらの上部が陽に透けて下部とのコントラストが綺麗です。




同じ蓮連の鉢で見られた花です。
細い花びらが他の碧蓮と異なるように見えます。突然変異かもしれません。

ローズプレナ/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスのローズプレナです。

中国に古くからある品種で、花はピンクの八重咲きの中型~大型です。

プレナはラテン語由来で八重咲きの意味があるようです。見た目もバラを思わせる姿で見た目そのままの名を持ちます。



古典的な品種にも関わらず、光に透かした姿もエレガントなルックスです。









つぼみの時はチューリップのような姿で違う美しさを見せてくれます。

2026年9月12日土曜日

朱雀の舞姫/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの中国系園芸種、朱雀(しゅじゃく)の舞姫です。中国のハスの点額粧からの園芸種です。

花は桃~紅色の八重咲き、中型~大型で、花びらにボリューム感があり、華やかな容姿から舞姫の名がついたようです。

朱雀をしゅじゃくと読むのは中国読みの発音を優先したためです。朱雀は南方の守護神であると同時に、四季の夏を司る神獣でもあることがその名の理由の一つと見られます。

大黒/和蓮在来種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

   ハスの和蓮在来種、大黒です。他の花でもよく使われる大黒と区分のためもあり、通常は巨椋大黒と呼ばれているようです。

巨椋の名を冠するハスはかつて京都府にあった巨椋池に由来する品種群です。

京都府地名の大黒にちなんでその名がついたそうです。

花は爪紅、一重咲き咲きの大型とのことですが、実際には開花を見ることはできていません。咲かせやすい品種なとの事なので、見逃した理由は不明ですが、今年は外れ年だったような気がします。

巨椋大島/和蓮在来種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

  ハスの和蓮在来種、巨椋(おぐら)の香です。

巨椋の名を冠するハスはかつて京都府にあった巨椋池に由来する品種群です。

京都府の旧地名の大島先にちなんでその名がついたそうです。

花は桃色、一重咲きで大型です。



別の日の写真です。
この品種は大船フラワーセンターの巨椋系の中でも開花がよく見られた品種です。






散り際の写真です。
残った花びらの一枚一枚が大きいので、とっくに満開を過ぎているのに、未だ風情を感じます。

巨椋の彩雨/和蓮在来種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

  ハスの和蓮在来種、巨椋(おぐら)の彩雨です。

巨椋の名を冠するハスはかつて京都府にあった巨椋池に由来する品種群です。

花は桃色、一重咲き咲きの中型~大型とのことですが、実際には開花を見ることはできていません。極早生種で梅雨時に開花することもあるため、時期的な見逃し、梅雨の風雨による落花により、見逃した可能性が高いです。その名は梅雨を彩る花ということで付いたのではないかと想像されます。

請所の本紅/和蓮在来種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

  ハスの和蓮在来種、請所の本紅です。

巨椋の名はついていませんが、かつて京都府にあった巨椋池に由来する品種群です。

請所は京都府の地名で、直接に巨椋池から採取された種子ではありませんが、その系統を受け継いでいると見なされています。巨椋系は一重咲きが多いですが、この花は紅色の大型での八重咲です。


この写真ではまだ開花が進んでいませんが、これから八重咲きの状態です。









こちらの写真だと満開を過ぎて内側の花びらが落ちてしまった状態か、元々少ない花びらだったのか、八重咲きというには少し物足りない状態です。







こちらの写真だと花が大きく育ち、花びらも多そうですが、丈も育ってしまったため、八重咲きが実感できません。
あちらを立てればこちらが立たず、世の中は思うようにはいかないものです。

巨椋瑞光/和蓮在来種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

 ハスの和蓮在来種、巨椋(おぐら)瑞光です。

巨椋の名を冠するハスはかつて京都府にあった巨椋池に由来する品種群です。





瑞光にはめでたい兆しの光の意味がありますが、他にも縁起の良い意味を込めた品種が多くあります。その理由として、1つは仏教ではハスが泥の沼からきれいな花を咲かせるその姿から「神聖・清浄」のシンボルとされている事があります。




さらに中国では仏教から「一蓮托生」思想があり、子孫繁栄・夫婦円満の象徴とされてきました。元々は死後の極楽浄土で同じ蓮華の上での転生を意味する仏教用語から転じて、現世でも大切な人と運命や行動を共にするという強い覚悟を意味するようになりました。種が多い事から子孫繁栄の象徴、双頭蓮は夫婦円満の象徴や吉兆として古くから尊ばれてきました。



中国や日本では古くから育成され、突然変異や組み合わせて生まれた新たな品種を大切に受け継いできました。その名に幸福や幸運の願いを込めて命名する文化があったこともその理由です。

瑞光は爪紅の一重咲き、大型です。
日本の古典品種に爪紅の「瑞光蓮」があり、その名の由来になったのかもしれません。

丈炎の舞/中国系園芸種/ハス/大船フラワーセンター/神奈川県鎌倉市

ハスの彩雲華です。 花はピンクの八重咲きの中型~大型です。 中国の園芸種の秋水長天から日本で生まれた品種です。 こちらの写真の方が燃え上がり立ち上る炎のイメージに近いですが、開いた分白みを増しているので、2枚目としました。   まだつぼみの状態です。 ここからは満開に開いた状態は...